核シェルターの値段は?日本で買うならどれが安い?販売元をご紹介!

値段


北朝鮮の核ミサイルの問題もあり、世界情勢も様々な不安要素を抱えており、核シェルターを購入しようという気持ちをお持ちの方々も多いのではないでしょうか。

実際、北朝鮮によるICBM大陸間弾道ミサイルの発射が成功したことを受けて脅威はかなり強まっているのも事実です。北朝鮮は約9,700キロメートル離れた米アラスカ州を攻撃できる可能性があり、日本海を隔てて約1,300キロメートルの距離の東京の危険性は言うまでもありません。

そうした中、日本でも多くの方が、核シェルターに注目をしていて、購入するケースが急増しています。
しかし、そうした危険から家族を守る核シェルターは、スーパーマーケットで販売しているわけではなく、身近な存在ではありません。核シェルターがどのようなものか、価格はどの程度なのか、分からないことが多いのではないでしょうか。

実際に私達が、一般家庭に設置できる核シェルターにはどのようなものがあるかチェックしてみましょう。

核シェルターの種類ってどんなものがある?

核シェルターには、いろいろな種類があり、もちろん種類によって値段も様々です。核シェルターの種類を確認する際に注意すべきなのが、シェルターには、「防災用シェルター」と、「核シェルター」の二つの種類があるという点です。「防災用シェルター」と「核シェルター」の2つを混同されている方も少なくありません。

「防災用シェルター」は、津波や地震の災害時に避難する場所としての役割を果たすものであり、核ミサイルへの耐性はありません。一方、「核シェルター」とは、まさに核ミサイルから我が身を守るシェルターであり、簡単に言うと防空壕のようなものと言っていいでしょう。

そして、「核シェルター」には大きく分けて次の3つの設置場所があります。

  1. 室内
  2. 屋外
  3. 地下

マンションなどの集合住宅であれば、室内設置になります。また、一戸建てであれば、屋外や地下への設置も可能です。それぞれどういった種類があるのか、順番に見ていきましょう。

【室内】エアコン型核シェルター

マンションや自宅の一室に、エアコンのような空気清浄機を設置します。エアコン型核シェルターは、自宅を核シェルター化してしまいましょうという新しい発想のもと開発されました。


N(ニュークリア:放射性物質)B(バイオ:細菌)C(ケミカル:毒ガス)といったものに汚染されたとても危険な外気でも、この特殊フィルターが遮断やろ過してくれて、安全な空気だけを室内に取り込むことができます。

核ミサイルの着弾の危機が迫った際に、空気ろ過装置を設置した一室に閉じこもります。そして、汚染された外気が室内に入ってこないように、窓やドアをガムテープで密閉して、空気清浄機を稼働させます。

地下型などの他の核シェルターと比べて、安価かつ容易に設置が可能なため、安心や安全のため、まずは自宅に設置しよう考えるの人たちが多いです。

レインボー36
https://www.shelter-plannning.com/レインボー36イスラエル製シェルター/

【室内】カプセル型核シェルター

室内用のカプセル型核シェルターは、自宅の一室に設置することができ、地下にいちいち埋める必要はありません。家屋の倒壊にも耐えうることができ、ミサイルの爆風はもちろん、地震、台風、竜巻と言った被害から守ってくれます。カプセル内に前述の空気清浄機を設置するため、放射能・化学兵器・生物兵器からも身を守ることが出来ます。
普段は、シアタールームなどとしても有効的に活用することができるため、日常的に部屋が1つ増えるようなイメージを持つとよいでしょう。

画像元:https://kakushelter.com/shelter-product-information-2/room-type-shelter/

内装のイメージは下記の通りです。

画像元:https://kakushelter.com/shelter-product-information-2/room-type-shelter/

【室内】テント型核シェルター

テント型核シェルターなら工事不要ですぐに使うことができます。
有事が起きた場合には、15分程度でテントを組み立てて使用します。賃貸マンションや戸建て、どのようなシーンでも有効的に活用することができます。

レインボーテント
画像元:https://kakushelter.com/shelter-product-information-2/rainbow-tent/

【屋外/地下】コンクリート製ボックス型核シェルター

コンクリートボックス型核シェルターは、地下埋設・地上設置両方に対応することができます。大きさは、約4.5畳~約23畳まで様々なので、自宅の庭の大きさに合わせて、設置できます。
また、普段は防音ルームやカラオケ利用もすることができます。

レスキューブ
画像元:https://kakushelter.com/shelter-product-information-2/rescube/

【地下】鉄製核シェルター

鉄製核シェルターは、カプセル型核シェルターと構造は似ており、それを地下埋設できるようにしたものです。
地下埋設型の鉄製核シェルターは、米国アトラスサバイバルシェルターズ社のものが有名で、談話室やキッチンもあり、6人家族が、一年程度は過ごすことができるような本格的なものです。

鉄製核シェルター
画像元:https://www.atlassurvivalshelters.com/round-culvert

核シェルターと混同しがちな防災用シェルター

核シェルターと勘違いして、購入することがないように、防災用シェルターにどういったものがあるのかもご紹介しておきます。もちろん、家族の身を守るものとして、防災用シェルターも価値あるシェルターであることに違いはありません。

完全防水耐震地下シェルター

完全防水耐震地下シェルターは、庭や駐車場に設置できます。ただし、これは正確には核シェルターという用途ではなく、防災シェルターとして活用します。大地震や津波、台風、さらに洪水や竜巻など、まさに現在、日本でも自然災害がいつ起こるか分からない事態です。万が一とも言うことができない状況下で、緊急避難用シェルターはとてもニーズが高くなっています。
特に、日本人にとって、核ミサイルよりも馴染みのある大地震や津波に対する防災シェルターは必要性を感じやすいものでしょう。

代表的な商品として下の写真の「ソトチカ」があります。

防災用シェルター「ソトチカ」
画像元:http://www.earth-shift.co.jp/sotochika.html

カプセル型防災シェルター

こちらも核シェルターではなく、カプセル型の防災シェルターです。

代表的なものとして、「SaveCapsule(ノアⅡ)」は、地震や津波、様々な災害から私達の命を守ってくれる家庭用防災シェルター は、住宅の階上が破壊しても耐えうる強靭な力があります。また、軽くて持ち運び出来、津波のシーンでも水に浮かせることができます。

「SaveCapsule(ノアⅡ)」は、気軽にAmazonなどのECサイトからでも購入することができ、一番手っ取り早く購入出来るモノになっています。

カプセル型の防災シェルター SaveCapsule(ノアⅡ)
画像元:Amazon

核シェルターの種類別の値段は?

核シェルターの重要性は把握しつつも、中々購入に至れない理由として、お金の問題が挙げられます。実際に核シェルターの価格帯は下表の通りです。

種類価格帯
エアコン型核シェルター6人用:約180万円
13人用:約280万円
カプセル型核シェルター700 万円~
テント型核シェルター320万円
コンクリート製ボックス型核シェルター1000万円 ~
鉄製核シェルター950万円(アトラスサバイバルシェルターズ)
防災用シェルター(完全防水耐震地下シェルター)225万円~(ソトチカ)
カプセル型防災シェルター73万4400円(SaveCapsule(ノアⅡ))

残念ながら決して、核シェルターは値段が安いわけではありません。一番安いエアコン型核シェルターでも約200万円かかります。しかし、家族を守るための費用だと考えれば、核シェルターはむしろ安いと考えられるのではないでしょうか。

核シェルターとのいい向きあい方

いかがでしょうか。核シェルターは果たして不要なものでしょうか。実際に、危機はいつみなさんの元へやってくるのか予測不可能です。そのために、その危険性を知った今、できるだけ早期に核シェルターを用意しておくことは、決して無駄にはならないはずです。

以前なら、核シェルターの必要性は乏しく思われていたかもしれませんが、北朝鮮を始めとする世界情勢を鑑みるに、その必要性は日に日に高まっています。

核シェルターは、決して値段が安いとはいうことができません。しかし、みなさんが家庭を守るためにベストな選択肢は核シェルターを持つということではないでしょうか。まずは、どのような核シェルターがあり、現実的に購入可能なものをチェックすることから始めてみましょう。